※この記事は「ハプニング大賞」の続きです。 見事に滑落した滑走&立入禁止の急斜面は、
ところどころに木が植わっていたりもしましたが、
勢いよくカラダで滑りながらも、
何にぶつかることもなくなんとか止まってくれて何よりでした。
普通に谷側に足がある向きで、急斜面に座った状態で止まったわけなのですが、
カラダをちょっと動かそうとすると、また滑り出してしまうんです。
とりあえず、足に板をつけた状態でいても仕方ないし、
余計に身動きがとりにくいので、
板だけ滑ってしまわないように超慎重に板を外しました。
そして、自分の背中側(山側)の雪に、板のエッジ刺して板を固定させて、
板のビンディングに両手でつかまって、カラダをクルリと回転させて、
今度は山側を向いて斜面に四つん這いになりました。
エッジを刺した板が抜けることはないので、
これでやっと安定した体勢になれた…と、ここでまた一安心。
さて、どうやってこの急斜面から脱出すればいいのか!?
ワタシが最後尾を滑っていたので、
もちろん、連れの4人はさっさと滑って行ってしまっています。
だだっぴろい急斜面には、もちろん誰もいません。
上に見える、ワタシが滑っていたコースのほうにも、
こちらが大声で叫んで気づいてくれそうな人もいません。
少し離れたところを通っていたリフトに乗ってた人が、
「滑走禁止エリアに入り込んだ人はっけ~ん☆」 とか、おもしろがって言ってるのは聞こえました。
こっちはいっぱいいっぱいの状態。
「入りたくて入り込んだわけじゃないっつーの!」※心の叫びです 今思うと、
スリルを味わいたくて、故意に急斜面に入り込んだ人と
勘違いされていたのかも。
いやいや、そんなに上手くないですから。。
谷側にはまだまだ長い急斜面が続きます。
降りて行くのは無理がある・・・。
滑落したのは、たったの20mだったかもしれないけど、
上に戻って行くには、急斜面過ぎてこれまた無理がある・・・。
ここでまた上のコースのほうを見ると、
ワタシが滑っていた林間コースから、
スノボ超上手そうなメンズ4人がこっちを見てました。
思わずワタシ、
「コレどうすればいいですかねーっ」 って叫んで聞いちゃいました。
するとメンズ、
「上がってこれそうなら、上がってきてくださーーい」 ゆ 「んーーっ 上がるの厳しいですーーーっ」 メ 「じゃぁ、レスキュー呼ぶんで、ちょっと待っててくださーーい」 ゆ 「すいませーーん ありがとーございますーーー」 ということで、ケータイでレスキューを呼んでくれたんです!
このメンズたち、白馬に乗った王子さま、いや、正義の味方に見えて
仕方ありませんでした(笑)。
ですが、これまた今思うと、スノボ超上手そうなこのメンズたちも、
ワタシがスリルを味わいたくて、
故意に急斜面に入り込んだと勘違いしてたのかも。
いやいや、そんなに上手くないですから。。
その後、近くのリフトの小屋から出動してくれたのか、
レスキューの人(1人)がすぐに来てくれました。
ストックなしのスキーで到着。
命がけ(?)の救出劇がはじまります!
(おおげさ・・・)
つづく
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